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構造化データを実装していない原因を考察した!

おはようございます。株式会社クロコロールの山下です。今回は私の周りに、Googleの構造化データが浸透していない事について考えました。

さて、SEO(検索エンジン最適化)は、デジタルマーケティングにおいてとても重要な役割を担っています。そして、SEOでの成功の鍵となるのが「構造化データ」の活用です。構造化データとは、ウェブサイトのコンテンツを検索エンジンが効率的に理解する為のフォーマットで、整理されたデータ形式のことを指します。

構造化データは、Googleなどの検索エンジンに対して、ウェブページの内容が何についてで、どのような情報を提供しているのかを明確に伝えます。

Googleにおいて構造化データの重要性は高く、Googleは構造化データを使用して、検索結果にリッチスニペットを表示させるようになりました。

リッチスニペットは、検索結果を大きく変え、ユーザーの関心を引きやすくなりました。結果として、検索結果のクリック率(CTR)の向上につながり、SEOの効果を大きく高めることができます。

しかし、多くのウェブサイトが構造化データの実装を怠っています。本記事では、Googleの構造化データを実装していない主な原因と、それによって生じる機会損失について詳しく考察します。

技術的知識が足りない

構造化データの実装には特定の技術的知識が必要です。しかし、私の肌感覚にはなりますが、Webサイト制作者はSEOの知識に乏しく、またSEO専門家は制作技術がないため、構造化データの実装が進んでいないのではないかと考えています。

Webサイト制作者は、構造化データを実装しなくても、サイト構築をすることが可能なので、構造化データのことを知らないコーダーさんも多いのではないでしょうか。当社のコーサーである熊田さんも構造化データは知りませんでした。

このように構造化データの重要性を痛感していない場合、構築が進まないと考えています。

制作会社のリソース不足

テーマに沿う度合い: 17/20, 影響の大きさ: 17/20

構造化データの実装は、人と時間のリソースを必要とします。限られたリソースを日々の業務に優先的に割り当てることが多く、構造化データの実装が後回しにされがちです。このリソースの不足は、構造化データの実装を阻害する主要な要因となります。

リソースに関しては、構造化データを学ぶ時間も必要になります。多忙なコーダーさんには勉強する時間もないのも、構造化データが進まない要因ではないかと思います。

必要性の認識が広まっていない!

構造化データの必要性についての理解がまだ十分に広まっていない現状があります。

SEOの必要性は認識されているものの、その対策方法や成果の不確実性(例えば、SEO対策をしても上位表示が保証されないなど)が理由で、SEOの取り組みが進んでいない状況が見られます。このため、構造化データが広く普及していないのは、ある程度仕方がないと考えられます。

特にローカルビジネスや新しく創業した会社では、SEOが重要な集客方法であると認識しながらも、限られたリソースを日常業務に優先的に割り当てることが多く、SEOに取り組む余裕がないのが実情です。この結果、構造化データの実装にまで手が回らないという状況が存在しています。

コスト問題

構造化データの実装にはコストが発生することがあります。具体的には、専門のSEOサービスを利用する費用や、コーダーに実装を依頼する際のコストが考えられます。特に予算が限られている企業にとって、これらの費用は大きなハードルとなることがあります。

さらに、SEOの効果が不確実であることも、構造化データへの投資が進まない一因となっています。多くの企業が、確実な成果が見込めない場合に投資をためらう傾向があります。

また、普段からSEOの専門家やWeb制作会社と連携していない企業にとっては、構造化データに関する相談や実装に取り組むこと自体が障害になっている状況も見られます。このような企業にとって、構造化データの実装は一層困難な課題となります。

SEO戦略の不足

多くの企業やウェブサイト管理者は、SEOの重要性を理解しているものの、構造化データがSEOに与える影響には知識が不足しています。構造化データは、検索エンジンに対するサイトの可視性を高める重要な要素であり、この戦略の欠如は検索結果における競争力の低下につながります。

まとめ

この記事では、Googleの構造化データの重要性と、それを実装しない主な原因について掘り下げました。構造化データは、検索エンジンに対してウェブページのコンテンツをより明確に伝えるための新しい手段であり、SEOの効果を向上させることができます。

実装されていない主な理由として、技術的知識の不足、リソースの制約、コスト問題、SEO戦略の不足などが挙げられます。これらの課題を理解し、1つ1つ取り組むことで、構造化データの実装はより容易になるでしょう。

構造化データの実装は、SEOの成果を最大化し、ウェブサイトの可能性をさらに引き出すことができるので、ぜひトライしてみてください。

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山下 雄一郎

代表取締役株式会社クロコロール
株式会社クロコロールの代表取締役。Webマーケティング、打ち合わせも担当。この業界は20年以上いて、Google検索とホームページのことを考えている。2023年にSEO検定3級と4級を取得。キーワード選定、ターゲット設定が得意で、SEO施策でアクセス数を60倍以上にしたことも。また、Googleビジネスプロフィールの講師やネットショップの講師も務める。キャンプ大好きで、「キャンプ行きたい」が口癖。
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