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DXを進めるなら、ホームページのDX化がファーストステップには向いている件
おはようございます。クロコロールの山下です。「DX」って言葉、最近よく聞くようになりました。『うちの会社にはDX、関係ないよ…』と思っている方は必見です。
DXは、大企業や中小企業だけのものじゃありません。
デジタル技術を活用して、仕事のやり方やお客様との関わり方をより良く変えることは、当社のような小規模事業者にとっても大きなチャンスだと思っています。
特に、ホームページはDXを始めるための最高の場所だと思っています。この記事では、ホームページのDXをファーストステップにする方法を、私なりに分かりやすくご紹介します。
目次
DXってなに?
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、先ほども記載しましたが、デジタル技術を使って、仕事のやり方や生活をより良く変えることです。デジタル技術と聞くと、ちょっと難しい印象がありますが、
例えば、
- スマホで買い物したり
- オンラインで会議したり
- お店の予約をネットでしたり
これらは全部DXです。コロナ以降は、比較的身近にDXがあると思います。
なぜ、DXが大事なのか?
今の世の中、どんどん新しい便利なものが増えています。その便利なものが一般的になるまでがとても早い印象があります。会社も同じで、「便利なもの」を使って変わらないと置いていかれるかもしれないし、もう利用してもらえないかも、なんて考えます。
DXを進めることで、
- ・お客さんにもっと喜んでもらえる
- ・仕事がスムーズになる
- ・仕事がスムーズになる
- ・仕事の工数や工程が短縮できる
- ・社内や取引先、お客様とのやり取りが楽になる
- ・新しいことにトライできる
こんな良いことがあると、私は思っています。
ホームページとDXの関係
ホームページは、会社にとって顔であり、営業や広報のような存在です。最近ではオンライン上のオフィスの役割もになっているなー、と思っています。
DXを使ってホームページを改善することで、
- もっとお客さんに見てもらえる
- 商品をたくさんアピールできる
- 会社の印象やイメージを伝えることができる
- 会社のコンセプトや想いを発信できる
ホームページのDX化には、このようなメリットがあると思っています(他にも、もっとあると思います)。あなたのホームページはどうでしょうか?営業や広報のような存在ですか?オンライン事務所、オンライン店舗のような存在でしょうか?このようにホームページをDXさせることは、これからの会社の成長に欠かせないことだと痛感しております。
クロコロールでもホームページのDXを考え、(お客様のホームページを作る合間をみて)少しづつ改善をしているところです。
ホームページDXの目的は?
なぜ、ホームページをDX化するのでしょうか?
ホームページDXの目的は、単にデジタル技術を取り入れることではないと思います。特に、ファーストステップでは、自社の強みを最大限に活かし、お客様に価値(価値=課題解決能力)をオンライン上で、アピールすることだと思っています。まさに、オンラインプレゼンスという考え方です。そのため、まずは自社の強みを明確にすることから始めなければいけないと思っています。
商品・サービスの強み: 競合他社と比較して、自社の商品・サービスが優れている点は何か?
企業理念・ビジョン: 自社が大切にしている価値観や、目指す未来は何か?
顧客層: どのような顧客層に支持されているのか?
これらの要素を洗い出し、言語化することで、ホームページでアピールすべきポイントが見えてきます。
うちの会社のホームページ、どこが良い?どこがダメ?どこをDXにする?
ホームページDX化するのは、お客様に自社の強み=価値(課題解決能力)をオンライン上で、アピールすることです。その第一歩は、ホームページの現状を知ることです。体調が悪く病院に行ったら、お医者さんから「どんな感じですか?」と、現状を質問されるように、ホームページの現状把握から始まります。現状を知ることで、課題、悩み、足りないことなどを見つけることができます。
私が考えるホームページのDX化のステップはこちらです。
ホームページDXの具体的なステップ
- 現状分析:
- どんな人がホームページを見に来るのか?
- どんな情報を見ているのか?
- 分かりにくいところはないか?
- 競合のホームページはどうなっているか?
- お客様は何を求めているのか?
- スマホでの見え方はどうか?
- 課題特定:
- 現状分析で明らかになった課題をリストアップする。
- 改善策検討:
- 課題を解決するための具体的な改善策を検討する。
- 競合のホームページからヒントを得る。
- お客様の視点に立って考える。
- コンテンツ企画:
- どのようなコンテンツを制作・更新するのか計画する。
- ターゲット顧客が求める情報を明確にする。
- 自社の強みをアピールできるコンテンツを考える。
- 制作・更新:
- 企画に基づいてコンテンツを制作・更新する。
- SEO対策を施す。
- スマートフォン対応を行う。
- 情報発信:
- ホームページの情報をSNSやブログで発信する。
- 広告掲載を検討する。
- 効果測定:
- アクセス数、問い合わせ件数、売上などを測定する。
- 改善効果を検証する。
- 継続的な改善:
- 効果測定の結果に基づいて、さらなる改善を行う。
- 定期的にホームページを見直し、更新する。
うちの会社のホームページ、どこをDXにする?
DXのヒントは、競合だけでなく、いろいろなホームページを見ることが重要だと思います。他社のホームページには、ヒントやアイデアが沢山あり、それらを自社のホームページに取り入れることはできないか、と考えるといいのではないでしょうか。
ホームページのDX(デジタルトランスフォーメーション)は、単にホームページを新しくするだけでなく、ビジネスのあり方を大きく変える可能性、役割があると思っています。そこで、ホームページのDXで実現できることを私なりに整理しました。
1. 「お客さま、いらっしゃい!」がもっとスムーズに
- 「あなたにピッタリ」な情報をお届け: お客さまがどんな人か、どんなことに興味があるのかに合わせて、ホームページに表示する情報を変えられます。まるで、お店の人が「お客さま、今日はこんな商品がおススメですよ」と話しかけるみたいに、一人ひとりに合った情報を提供できるんです。
- 「知りたい!」にすぐ応えられる: お客さまが知りたい情報に、サッとたどり着けるように、ホームページの構成を見直したり、検索機能を分かりやすくしたりできます。「この情報どこにあるんだろう?」と迷うお客さまを減らすことで、ストレスなく情報収集してもらえるんです。
- いろんな情報で「楽しい!」を演出: 文字だけのホームページじゃつまらない!写真や動画、音声など、いろんな形式で情報を提供できます。例えば、商品の魅力を動画で伝えたり、お店の雰囲気を写真で紹介したり。お客さまに「楽しい!」と思ってもらうことで、もっとホームページに興味を持ってもらえます。
- 「今すぐ知りたい!」に応えます: お客さまからの質問に、チャットボットやAIを使って、リアルタイムで答えることができます。「この商品の在庫はありますか?」「営業時間は何時から何時までですか?」など、今すぐ知りたい情報にすぐに対応することで、お客さまの満足度を高めることができます。
2. 「見込み客」をどんどん増やす!
- 「検索に強い」ホームページに: Googleなどの検索エンジンで、あなたのホームページが上位に表示されるように対策できます。お客さまが「〇〇(商品名) 熊本」などと検索したときに、あなたのホームページが上位に表示されれば、より多くの人に見てもらうチャンスが広がります。
- 「役立つ情報」でファンを増やす: お客さまにとって役立つ情報をホームページで発信することで、「この会社は信頼できるな」と思ってもらえます。例えば、商品の使い方や選び方、業界の最新情報などを発信することで、お客さまとの信頼関係を築き、ファンを増やすことができます。
- 「SNS」で情報発信: FacebookやTwitterなどのSNSと連携して、ホームページの情報を拡散できます。SNSでの情報発信は、より多くの人にあなたのホームページを知ってもらうきっかけになります。
- 「広告」でピンポイントにアピール: ターゲット顧客に合わせた広告を掲載することで、効率的に見込み客を増やすことができます。「〇〇(商品)に興味がある人」に向けて広告を出すことで、無駄な広告費を抑え、本当に興味のある人に情報を届けることができます。
3. お仕事をもっと「効率的」に!
- 「自分でできる!」予約システム: お客さま自身で予約や申し込みができるようにすることで、電話対応の時間を減らすことができます。
- 「まとめて管理」問い合わせフォーム: ホームページからの問い合わせを専用のフォームで管理することで、問い合わせ内容を見落とす心配がなくなります。
- 「お客さま情報」をしっかり管理: 顧客管理システム(CRM)と連携することで、お客さまの情報を一元化できます。顧客情報を営業活動や顧客対応に活用することで、よりスムーズな対応が可能になります。
- 「データ」で改善: アクセス解析ツールなどを活用して、ホームページの効果を測定できます。「どのページがよく見られているか」「どの情報に興味があるか」などのデータを分析することで、ホームページの改善点を見つけ、より効果的なホームページにすることができます。
4. お店の「イメージ」をグーンとアップ!
- 「魅力的なデザイン」で差をつける: 企業のブランドイメージに合ったデザインを採用することで、競合他社との差別化を図れます。
- 「統一感」で安心感を演出: ホームページだけでなく、SNSやその他の媒体も含め、一貫したブランディングを行うことで、お客さまに安心感を与えられます。
- 「想い」を伝える: 企業の理念やビジョンを明確に発信することで、お客さまの共感を呼ぶことができます。「なぜこの仕事をしているのか」「どんな未来を目指しているのか」といった想いを伝えることで、お客さまとの絆を深めることができます。
5. 新しい「ビジネスチャンス」を創出!
- 「オンラインストア」で販路拡大: ECサイトを構築することで、新たな販路を拡大できます。これまで実店舗だけで販売していた商品を、全国の顧客に販売できるようになります。
- 「定額制サービス」で安定収入: 定期的に商品やサービスを提供するサブスクリプションサービスを構築することで、安定的な収入を得ることができます。
- 「コミュニティ」でつながりを深める: オンラインコミュニティを形成し、顧客との関係性を深めることができます。コミュニティを通じて、顧客の声を聞き、商品開発やサービス改善に役立てることができます。
6. コストを「削減」して賢く経営!
- 「ペーパーレス」でコスト削減: チラシやパンフレットなどの印刷物を減らし、ホームページでの情報発信に移行することで、印刷コストを削減できます。
- 「人件費」を効率化: オンライン予約システムやチャットボット導入により、顧客対応業務を効率化することで、人件費を削減できます。
- 「広告費」を見直す: 効果測定に基づき、費用対効果の高い広告媒体に絞り込むことで、広告費を最適化できます。
その他にも…
- 「お客さまとの絆」を深める: メールマガジンやSNSを通じて、お客さまとの継続的なコミュニケーションを図ることができます。
- 「従業員のやる気」を高める: 社内ポータルサイトを構築し、従業員間の情報共有やコミュニケーションを促進することで、従業員エンゲージメントを向上させることができます。
どうでしょうか?今からでも出来そうなことがありませんか?ホームページのDXのハードルはそこまで高くないと思っています。これらの方法を取り入れて、組み合わせることで、ホームページDXが進み、業績に貢献すること間違いなしです。
少しづつホームページを良くする
ホームページは、会社の成長や会社の変化と同じように、変わっていくものだと、私は思っています。ホームページのDXについて、前章でいろいろ書きましたが、ホームページのDX化の1つは、ホームページと会社の動きを合わせることだと思っています。この動きを実現するためには、代表者の協力と社内の協力体制がとても大切だと思っています。
ホームページを運営するには、担当者を決めることが大切です。担当者は、ホームページの更新や改善、アクセス状況の確認などを行います。担当者を決めればOKという話だけではなく、ホームページ担当者へ社内の情報をどのように伝えるか、という協力体制を作ることもとても大切になってきます。特に、規模が大きい会社ほど体制作りは大切だと思います。
また、ホームページを継続的に、良くするためには
- ・競合他社のホームページを参考にする
- ・分からないことは専門の人に聞く
この2点も大切なことだと思います。ホームページのDX化は作って終わりではなく、作った後の運用が重要になってきます。ですので、ライバルの動き、専門家の意見はとても役に立つヒントとなるはずです。
ホームページを良くして、もっとお客さんを呼ぶ!
繰り返しになりますが、DXのホームページは、作った後も継続的に改善していくことが大切です。ホームページの改善には、「終わりはない!」と私は思っていますし、会社の成長と共に、ホームページも成長していくものだという認識です。
ホームページを良くしていくためには、
効果をチェックする
- ホームページを見に来る人が増えたかな?
- 商品が売れるようになったかな?
- 問い合わせが届くようになったかな?
- 見積もりの依頼がくるようになったかな?
- 資料はダウンロードされているかな?
ホームページを改善したら、効果をチェックしましょう。アクセス数や売上、問い合わせ件数などを確認し、改善の効果を測定します。
会社の動きと一緒にしていく
ホームページの理想は、会社の動きと同じになるように更新をこまめにすることです。
- 新しいことをはじめたとき
- 新しいスタッフが増えたとき
- 新しい資格や許認可を取得してとき
- イベントの告知だけではなく、終えた後のことも
このように会社の動きと合わせて、新しい情報やコンテンツを追加することが大切です。ホームページの担当者は、社内から様々な情報を集めて、ホームページに反映させることが大切ですし、社内の各部署の方々も、ホームページの担当者へ情報を伝えることも大切です。
会社の動きとホームページの情報が同じなら、ホームページに訪れるお客様にも、よい印象を与えることが出来るのではないでしょうか?
ブログを書いたり、コラムを書いたりする更新も大切ですが、会社の動きに合わせてホームページを常に最新の情報に更新することも、ぜひ検討してみてください。
まとめ
この記事では、ホームページを起点としたDXの進め方について、私なりの解説をしてみました。ホームページは、会社がDXを始めるための、ファーストステップには最適な場所だと思っています。ぜひ、この記事を参考に、あなたの会社のホームページをDX化し、普段のお仕事に取り入れてみてください。ホームページのDXでのご相談があれば、ぜひお問い合わせください。
山下 雄一郎
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